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昨日の夜はエヴァ宅(?)でご馳走になったが、まぁ普通だった。
というか商店街のドイツ料理屋の料理と大体同じのだから、物珍しい事もなく普通に食った。

******

で今日。
また戦車が轟音と共に出てくるんだろうと思ったが違った。
通学鞄を肩に掛け眠そうな表情でエヴァが徒歩で出てきたのだ。
「ショウゴ…今日からは私もバスだ。バス亭を教えてくれ」
聞けば、昨日俺が戦車で酔ったから戦車登校は止めたそうだ。
何というか…そういうトコ真面目だな、コイツ。


……
さて、満員のバスを降りて学校へと向かうが……エヴァはへばっている。
「やはり戦車のが楽だな。バスはあれだ。…疲れる」
「戦車なら乗らないからな」
「…じゃあバスで通う」
「それがいい。日本にもっと慣れろ。戦車は日本の常識じゃない」
学校の最寄りの停留所で少しばかり休憩した俺とエヴァは、グダグダとだべりながら学校まで歩いた。

「ところでエヴァよ……暑くないのか?」
そう、エヴァは軍服を着ている。
戦車兵の服だそうだ。
真っ黒の服はすごく暑そうだ。
「大したことない。北アフリカの灼熱砂漠に比べたら快適そのものだ」
北アフリカね…
確かにドイツは北アフリカで戦争したけどさ…
もう、70年近く前の話しだろう!
「まぁスターリングラードの地獄に比べれば北アフリカもヌルいがな」
知らねえよ。
「だから、この程度の陽気で暑いなど感じないんだよ」
「分かったよ。でも学校の制服があるだろ?」
「初日に貰った服か?あの水兵みたいな」
水兵?
「セーラー服の事か?」
「あぁ、水兵はsailorと言うんだ。だから『Popeye the sailor man』と言うだろう?」
ん?
突然ポパイのテーマを歌い出してどうしたんだ?
「だからな?あの曲は『Popeye the sailor man』つまり『ポパイは水兵だ』って意味なんだ」
へぇー
そうなのか。
「知らんかった」
「…まぁいい。その制服は家に置いてる。……しかし、なんでスカートなんだ?あれじゃ、見えてしまうだろ」
「いや、そこまで短くないだろ」
「大体あれでは戦車に乗れないぞ。ヒラヒラしすぎだ色々引っかかる」
知らねえよ
「全く機能的じゃないし、それにカッコ良くない!」


……
無駄話という単語が世界で一番似合うだろう。
俺たちは停留所から教室までずっと話していた。
授業の合間の休み時間も話していた、帰りも方向が同じだから話していた。
それも他愛ない只の無駄話。
只の世間話だ。

昨日エヴァの家で食べたドイツ料理の話とか、今日は商店街の安売りの日だとか、明日は俺んちで日本食をご馳走してやるだとか。
そんな話をしていた。
教室で。

俺は迂闊だった。
周りにいるのは、思春期真っ只中の高校生がいるんだ。
そんな奴らの前で男女が晩飯の話なんかしてみろ、分かるだろ?

つまり、勘違いされてしまったんだ。
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