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前回のあらすじ

勇太は俺の嫁。異論は認める。
@飛騨



あらすじに迄、突っ込んでいたらページが幾らあっても足りない。
姫子に会いたいと言って飛騨達は俺の家に来た訳だが、まだ昼だ。
姫子は夕方帰って来ると言っていた。
もっと言うと…することが無く暇で暇で仕方ない。
「勇太、マリカーしていいか?」
「何言ってんの加西、ぷよぷよに決まってんでしょ」
「…いいぜ?『彗星ぷよ』迄連鎖してばたんきゅ~させてやるよ」
そう言って加西と姫路はぷよぷよを始めた。
コイツ等は仲が良い。
家も近所で幼稚園から同じクラスだとか。前に加西がぼやいていた。
「ぷよぷよと聞いちゃ僕も参戦するしか」
「Wiiリモコン2つしか無いけど」
「なっ…家からもう2つ持って来る!」
飛騨は飛び出して行った、窓から。
「何なんだコイツ等は…」
「ご、ごめんね?急に来ちゃって…」
「え?い、いや別に来るのはいいんだよ。ノープラン過ぎるだろって話」
「プランならあるじゃん。ほら…誰だっけ、えぇと。ぱにぽにのキャラに居そうな…あ!!ちょっと、加西!早いって!連鎖出来ない」
「姫子だよ。姫子」
俺がそう言った直後だ。
窓から入って来た飛騨がWiiリモコンを落とした。
「よびすて…」
「何だって?」
「勇太、姫子って子の事呼び捨て、一晩でそんな関係」
どんな関係だよ。
別にいいじゃねえか、呼び捨てぐらい。
「ちょっと飛騨!萌えるこ…キモい事言わないでよ!!動揺してミスったじゃない!」
確かに。
姫路の画面には有り得ない場所にぷよが乗っている。完全なミスだ。
しかし、一瞬『萌える』と聞こえたが…
あれ?
…仕掛けてみるか。
「飛騨、俺を信じろ。大丈夫、ベッドで待ってる」
「うわぁ、勇太マジキモイ」
「ちょっと遊んだだけだろ!!お前いっつもやってんじゃねえか!」
まぁ、コイツとのやり取りはキモいから置いといて。姫路は?
…平然とゲームしてる?
……いや!!違う!ぷよが真下に落ちてる!
完全に頭が飛んでる。
「うわ!ゆ、勇太。ティッシュティッシュ。鼻血噴いてる」
姫路がどんな状態かと言うと『にやけ面』で『顔は真っ赤』、『鼻血がとめどなく流れている』…何コイツ等

******

夕方
バカ騒ぎに拍車が掛かっていた。
両親は友達と遊びに行ったしブレーキがいない。まぁ姉貴がバイトに行っているのでこれ以上バカ騒ぎになることはないが、うるせえなコイツ等。
「あ、あの…篠田くん」
申し訳そうに、弱々しく小野が言った。
「なに?」
「あ、あの…その…トイレ…」
「あぁ、案内してやんよ」
ちょうど、お茶でも飲もうと思っていたんだ。
部屋の扉を開けて廊下に出たのと同時だったと思う。
玄関の扉が開き、見覚えのあるシルエットが見えた。
「ただいま、勇太。出迎えとは良い心掛けだ!」
夕方の逆光でアイドルマスターの高木社長の如く黒いシルエットしか見えないが特徴的なおさげと無礼極まりない口調…居候の大蛇姫子だ。
「出迎えてねぇよ」
「む、靴が多いな。誰かいるのか?」
「友達が来ている。俺の部屋に入んなよ」
「し、篠田くん…あの…」
「あ、悪い。こっちだ」

小野をトイレまで案内した俺はキッチンへ向かった。

******

キッチンには何故か姫子がいる。リビングに居ればいいのに。
そうだな、まず、突っ込み所としては服装だ。
紺のスカート、紺のブレザー、白いカッターシャツ、紅いリボン
もろに制服だ。
うちの学校の女子用の制服だ。
「姫子、お前何するつもりだ?」
「その前にあの雌の説明を要求する。あれは誰だ?」
「雌?小野の事か?」
「名前なぞ知らん。あれば誰だと訊いている」
「俺の友達だって言ったろ」
「トモダチ…」
「んで?その格好は?」
「これか?これは制服と言うんだ。そんな事も知らないのか?」
それは知っている。
「何で制服なんだって訊いてんだよ」
「勇太が学校に行っている間も、これなら問題ないだろう?」
…なるほど。
昨日、俺が『学校に行っている間は面倒見れない』と言った時に『大丈夫だ。問題ない』と言っていたのはこの為か。
「しかし…」
何だ?
「勇太にも友人が居たのだな。てっきり友人を作ったら人間強度が下がる、とか言って全くいないものだと思っていた」
それは化物語の阿良々木君だ!
マジ、ヤメロよ。
「私は撫子が好きだ」
「お前ホントに蛇だったのか?いくら何でも詳しすぎるぞ」
「じゃあ、上の数行をなかった事にしよう」
どんな万能キャラだっ!
神かお前は!いや、一応神か。
「そんなことより、私も勇太の友達と遊びたい。明日からは同級生なんだし」
…仕方ない。
「わかったよ。でも、蛇だの神だの言うなよ?お前は俺の遠い親戚、わかったな?」
「もちろんだ」

******

部屋に戻ると4人でぷよぷよをしていた。
「ちょっ…まっ…小野ちゃん…つえぇ」
「そ、そんな事ないよ。ただ連鎖するように積んでるだけだよ」
どうやら小野が無双状態らしい。
んでも、小野はぷよぷよはしたことないって言ってなかったか?
「あ~…とりあえず一回ストップしてくれ。ほら、入れ」
ともかく、姫子を紹介する。
もとより、コイツ等は姫子に会いに来ているのだから、紹介しないと後々怒られる。
「大蛇姫子です。この度、篠田家に居候し皆様と同じ高校に通う事になりました。宜しくお願いします」
…え?誰?
口調全然違うだろ。昨日は「大蛇姫子だ。これから世話になる」って言ってたじゃないか。
「勇太、これがお前の彼女か…ぐぎぎぎ、ぐぎぎぎ」
「初めまして、姫路奈緒です。このギリギリ言ってるロン毛は加西」
「宜しくお願いします。姫路さん、加西さん…えぇと」
小野の方を向いて首を傾げた。
簡単に言うなら、小野に自己紹介を求めているんだろう。
「お、小野香織です。篠田くんとは高校からの同級生で…えぇと、あの。よ、宜しくお願いします」
「飛騨貴臣です。…勇太の恋人です」
「え?」
「ちげーよ!お前は変人だ!!」
「ゆ、勇太…本当?」
「ちげーよ!飛騨のアホ!信じまったら、どうすんだ!」
「な、なんだ違うのか。良かった」
「まさか信じてないよな?俺はガチホモじゃないからな」
「僕もホモじゃないよ」
「だったら言うなよ!!」
何で飛騨がいたら漫才になるんだ…
まぁ姫子を紹介出来たからいいか。

*****

その後、ひとしきり姫子に質問した加西や姫路たちは満足したのか帰って行った。
「じゃあ姫子ちゃん明日ね」
「明日な」
「勇太、ベッドで待ってる(サヨナラの意味)」
「あ、あの篠田君……また明日」
各々、個性豊かな別れの挨拶であった。
とりあえず、見送った俺はリビングに向かった。
やたら疲れたのは飛騨の所為だろう。
リビングのソファで横になろう。


……
「勇太、少し話がある」
姫子だ。
ソファに座ってテレビを見ている、おさげの少女。
自称、蛇
自称、神の子
自称、美少女
大蛇姫子だ。
「なんだよ」
姫子の隣に座った。
「うむ…まず、甲羅だな。私は甲羅が欲しい。用意しろ」
座った途端にそれかよ!
先に言えよ!!
忘れているかも知れないが姫子はコーラの事を甲羅だと思っている。
「話が先だ」
「…わかった。まず、飛騨とかいう奴だが」
「あれは飛騨の冗談だからな?アイツは人をからかうのが好きなだけだ」
「…そういうことにしておこう。まぁいいや、次だ」
そういうことにすんな。
「小野香織の事だ」
明らかに飛騨の時とは口調が違う。
俺を睨みつける視線。
真面目に答えないと殺されるかも知れない。
いや、多分殺されはしないだろうけど、半殺しはあるかもだ。
「香織の席は勇太の近くか?」
「…は?」
「教室での席は近くかと訊いている」
「隣だけど?」
「……そうか、わかった」
「なんなんだ?俺に関係あんのか?」
「関係はある。だが、まだ話すべき時期じゃない」
…?
そう言って姫子はソファに転がった。
不機嫌そうに眉間にシワを寄せ、ソファに転がった。

話すべき時期じゃないなら訊くなよな。
気になるじゃないか。
…まぁ、いいや。
とりあえず、明日から学校か。姫子がヘマしないように注意しないと。
変に神経使いそうだな…
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