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5月17日 旭日新聞(キョクジツシンブン)
16日午後3時ごろ岸原郡河上村上空を訓練飛行していた陸上自衛隊のヘリコプターが墜落、乗員の片野省吾2等陸尉ほか4名全員が死亡した
国交省の航空鉄道事故調査委員会は調査官2名を現地に派遣し警察、消防、自衛隊などと共同で事故原因を調査している

5月20日 週刊国民
陸自ヘリ墜落は呪い!?
16日墜落した陸上自衛隊のヘリコプターの事故原因は未だ解明されておらず調査官の頭を悩ませている
そんな中ヘリの墜落は呪いなのではないかという情報が飛びこんできた

~中略~

事故当日、村の御本尊大年様を祀る神社で住人が祈祷した所直後に事故が起こったという
5月23日 17時36分
河上村の境

1台の96式装輪装甲車が排気ガスを撒き散らして走る
河上村と河西町との境の橋に差し掛かった
橋には白地の看板に赤字で『自衛隊はいらない!』とか『大年様の祟りが起きる』などと書かれ有刺鉄線と丸太、スクラップで橋が封鎖されている

「はぁ…どうします?」
「俺らに撤去する権利は無いよ。仕方ない、ここは浅いし川を渡ろう」
「了解」

装甲車は比較的低い土手を下り足首程の水深を渡った
対岸の土手を登りきると1人の老人が鍬を持ち仁王立ちで睨んできている
装甲車の自衛官たちは『できるだけ無視しよう』と走らせたが老人はそれを許さなかった

「貴様らは一体何をしてくれたんじゃあぁぁぁ!」

空気がビリビリと震えるのが手にとるように分かった
銃座に座っていた隊員は思わず車内に飛び込んだ
車内も同じく老人の声が響き若い隊員が不安そうにしている

『貴様ら自衛隊がぁ!出てこい!出てこい!』

ガァン!ガァン!と車内に打撃音が響く

「2尉!さっきのジイサンが鍬で殴ってきてる」
「分かった、上に上がる」

2尉…竹沼恭兵は銃座に上がり老人の方向を見る
老人は鍬を装甲車の車体に向けて何度も振り下ろし叫んでいる
鍬を本気で振り下ろしているのだろう
鍬の歯は折れ曲がり車体の塗料もハゲている

「ヤメロ!なにしてる!」
「ヤメロだと!?貴様ら自衛隊が来てから村に穢れが!」
「余部!岸!取り押さえろ!原田は警察を呼べ」
『了解!』

後部ハッチから2人の自衛官が老人に飛びかかる
しかし老人は銃剣の要領で鍬の柄を自衛官のヘルメット目掛けて突く

「痛ぇ!」
「余部!」

小柄な隊員が衝撃で仰向けに倒れる
竹沼は装甲車から飛び降り老人に体当たりを仕掛ける
衝撃で老人は倒れ、竹沼が鍬を蹴り飛ばした

「おのれぇぇ!貴様らぁぁぁ!大年様の祟りが起きても知らんぞぉぉ!」

四肢を振り回し抵抗する老人だが大柄の隊員に取り押さえられた
老人と厳しい訓練をしてきた自衛官とは力の差は歴然である

しばらくしてパトカーが到着し警官が抵抗する老人を連行して行く

「余部!大丈夫か!?」
「大丈夫です、ヘルメットがなければ怪我をしていました」
「竹沼2尉、早く駐屯地に行きましょう」
「そうだな、行こう」

装甲車に乗り直し駐屯地に向けて再出発する
ディーゼルエンジンが唸りを上げ舗装された道を走る
全員に老人が言った大年様の祟りが耳に残った

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